中華料理の美味しさ・早さは合わせ調味料にあり【元超一流店勤務・料理人が解説】

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中華料理のイメージってどんなイメージですか?

私が子供の頃に思っていたイメージというのは

「早い+美味しい」

というイメージ

 

そこで今回は、総理大臣も来ていた

中華料理店で働いており、現在も料理人の私が解説します

 

味が毎回違う…

という家庭の奥様でも役に立つヒントがたくさん詰まっています

この記事を読めば「中国料理の早さの秘密」「中国料理の美味しさの秘密」「家庭でも簡単にできるポイント」が少しでもわかると思います

 

目次

早さ・美味しさの秘密

 

実際の高級料理店の調理場に入って1番驚いたこと。

それは

「同じ味付けを汎用している」

ということです。

 

入る前の私のイメージでは、料理ごとに味付けが毎回違うものだと思っていました

帆立の炒めなら、この味付け

青椒肉絲なら、この味付け

じゃがいも炒めなら、この味付け

青椒肉絲

 

でも違うんです

 

実は味がブレないように、事前に調味料を合わせて、合わせ調味料を作っています

同じ合わせ調味料を使って、味付けをしている料理も多々あるんです

 

でも、注文しているお客さんはわかるんじゃないの?

そう思いますよね

 

でも、味付けは同じなのに

素材(食材)が持っている味が違うから、味も全く別のものになるんです!

 

同じ合わせ調味料で炒めたのに

青椒肉絲とじゃがいもの炒めだと全然違う味付けになります

 

これには驚き。

調理場にいるから、わかる気づきです

 

 

実際に合わせ調味料を作っている様子

合わせたれ

※炒めだれの様子

 

調味料の計量をしておくだけではなく、香味野菜を入れて、野菜の旨味も引出します

手間もかけるので、その分、何十倍もおいしくなります

 

なんで飲食店で販売しないの?

考える 何をすればいいの?

 

ここで疑問が…

「ギフトセットなどの販売」は高級料理店でするのに

汎用性があって、簡単に使える

「合わせ調味料の販売」は高級料理店ではしないのだろう?

 

コロナで飲食店が大打撃を受けているのに

合わせ調味料の販売をしていないところがほとんどです

 

なぜでしょうか?

 

その理由は、プロの味付けが簡単にできてしまうからだと推測します

 

修行でレシピを教えてもらうのに、何年も苦労したものを

レストランではなく、消費者の日常で当たり前に使われるのが嫌なのかもしれません

 

家庭でできてしまえば、飲食店に行く理由も半減してしまいそうですからね

 

まとめ

 

合わせ調味料は色々なメーカーから「〜のタレ」として、出ていますが

「特別うまい!!」

というものに、正直出会ったことがありません

 

それは家庭向けに汎用させるために、安価な原料を使っているからです(中国産など+海外で生産)

 

「多少値が張っても、美味しくて時短になる調味料が欲しい」

周りから、ありがたいお声があれば販売したいと思います😄笑

 

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この記事を書いた人

飲食店で毎日15時間勤務 → Web・SNS戦略で売上改善に成功。勤務時間を2/3に短縮 → 目的を実現するWeb戦略の提案〜実行までワンストップでサポート。
好きな言葉は「大盛り」

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