ITスクールに行かず未経験でエンジニア転職【元飲食店店長の実体験】結論:地方就職がオススメ

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未経験でエンジニアに転職したいけど、プログラミング(IT)スクールを使わないと転職できないのかな?

高額だから自分には厳しいけど、他に方法はないのかな?

こんな悩みに答えます。

コロナで成長産業であるIT企業への転職の注目度が高くなり、IT志望の方も多いのではないでしょうか?

私自身もIT業界に元々興味がありましたが、転職のために何十万円もかかるスクールに行く選択肢はありませんでした。

ですが、スクールを使わずとも、IT企業2社から内定をいただき、2022年の3月に飲食店の店長を辞め、転職できましたのでその体験談をお話しします。

先述しましたが、私自身、飲食店勤務時は毎日12時間ほど働き、週に1度の休み。
家族がいることもあり、勉強時間を確保することも大変で、貯金もなかったので、何十万円もする高額なスクールに行く選択肢はありませんでした。

そんな「時間」にも「お金」にも余裕がなくIT企業とは全くの無縁だった私がどうやって内定を得たのかを記事にします。

また、転職してから苦労した点や実際働いてみて感じたことなどもお伝えするので、未経験からエンジニア転職を考えている方の参考にしていただければと思います。

目次

未経験からのエンジニア転職は地方就職がオススメ。「捨てること」を明確にしよう

未経験でエンジニア転職を考えているなら、地方での(もしくは通勤で通える範囲の)IT企業への転職がオススメです。

私自身の成果としては、内定を2社からいただきました。

内定をいただいたIT企業はこんなところです。

・システム開発を請け負う受託開発企業
・全社員、マックPC貸与(モニターも完備)
・10名以下の社員で、一部リモートOK
・ウォーターサーバー、冷蔵庫、電子レンジ完備
・通勤費全額支給

自分で考えても、とても恵まれている環境だと思います。

私も転職活動をし始めた頃は、都会の企業のフルリモート勤務の求人に応募しまくりましたが、書類選考すら通りませんでした。

考えたらわかることでしたが、都市部は求人企業も多いですが、応募者も多いです。(私のレベルでは勝ち上がることは不可能でした…)

地方のIT企業は人手不足な会社が多いため、「未経験採用」で育成を前提にした採用を考えてくれる会社は何社もあります。(未経験でも、20代や30代は有利だと感じます)

未経験でのIT転職は都市部より地方の方が転職希望者が少ないため転職しやすい。
どこの場所(市場)なら転職できそうか見極めることが大切。

私がIT企業から内定を得たときのプログラミング経歴

私が転職活動していた時のプログラミング経歴は以下の通り。

・プログラミングを学び始めて、3ヶ月程度
・HTML、CSSはなんとなく理解していて、時間はかかるがページ作成できる程度
・PHPとJavaScriptは「こんなことができる」くらいの理解でコードを書いた経験はほぼなし
・WordPressを使ったサイトTOPページのレイアウト変更や記事作成ができる
・ブラインドタッチでキーボードを見なくても、入力可

転職できたのだから、よっぽど勉強してたんでしょ?と思われるかもしれませんが、見て驚かれた方も多いのではないでしょうか?

今見返すと「よく転職できたな」と思うほど、レベルが低いです(笑)

私の未経験エンジニア転職の条件

次は未経験からエンジニア転職をする上で、最重要と言ってもいい条件です。

未経験のため、即戦力とはなりません。

そのため、自分が思い描く全てのものは手に入らないため「何を得たいのか?」と同時に「何を捨てるのか?(諦めるのか)」を決めましょう。

条件
・自宅から車で通える範囲であること(通勤40分以内)
・客先に常駐するSESではなく、オフィスで仕事をする自社開発や受託開発(SESはいい印象がなかったため)
・リモートではなく、出社(自宅だと集中できないため)

捨てたこと(諦めたこと)
・給料(生活費が足りなかったらアルバイトで凌ぐ覚悟)

働く希望の条件だけではなく、捨てるものを決めたことで求人企業の幅が広がりました。

私の場合だと、未経験ということで給与面を諦めました。

土日を使い、アルバイトをしてでも、IT企業で技術を付けたかったためです。

ITスクールに行かず、未経験で地方のエンジニアに転職する方法【元飲食店店長の実体験で解説】

私が転職するために実践した方法は以下の通りです。

①プログラミングを学んでどうなりたいか理想像をイメージする
②Progateでプログラミングの基礎(必須:HTMLとCSS 任意:JavaScriptとPHP)を勉強
③プログラミングがなんとなくわかったら、ページを作成(模写コーディング)して理解を深める
④職務経歴書等の書類を整えて、IT企業に応募する
※ブログを書き、WordPressやパソコン操作に慣れていたのも企業からは好評価でした

プログラミングスクールを使わず独学で地方のエンジニア転職するための手順を解説

①プログラミングを学んでどうなりたいか理想像をイメージする

いきなりプログラミングを勉強すると孤独ですし、わからないことを聞けないので、挫折しやすいのが実情です。(だからこそプログラミングスクールみたいに仲間がいて、講師がいて…というのが人気な理由でもあります)

学習を始める前に、学ぶ目標を持っておくことが大切だと考えました。
私の場合は「場所や時間にとらわれず働く」というのが学習するモチベーションにつながっています。

プログラミングを学ぶ前に「なぜプログラミングを学ぶのか?」を明確にする。
・将来の理想像がカラーでイメージできるようになるのがベスト!

②Progateでプログラミングの基礎(必須:HTMLとCSS 任意:JavaScriptとPHP)を勉強

私のような、プログラミング初心者はProgateでプログラミングの入口を学ぶのがオススメです。

学び方のコツとしては、プログラミング言語を全て理解するのではなく「こういう書き方をすると、こんなことができる」くらいの認識で学習することです。

1回学んだだけでは、わからない箇所が多々出てきます。

多少わからないところがあっても飛ばし、繰り返し使っていく中で覚えますし「学んだけど使っていない」ものも正直たくさんあります。

やり方(手段)はググれば出てきますので、どんなものを使えば解決できるか?という方法を知っているかどうかの方が大切です。

期間の目安としては、私の場合は仕事をしながらだったので、毎日2時間くらいで大体1ヶ月くらいで③に移りました。

言語は全て理解するのではなくて「こういう書き方をすれば、こんなことができる」くらいの認識で進める!
やり方(手段)はググれば出てくるので、解決する方法を知っていることが大切。

③プログラミングがなんとなくわかったら、ページを作成(模写コーディング)して理解を深める

プログラミングの基礎を学んだら、早速ページ作成に入りましょう。

みたいにググって、好きなページを作ってください。

私はVisual Studio Codeを使ってコード書いています。

「そんなことは言っても、何から進めればいいかわからない…」

と不安でいっぱいな気持ちはすごくわかります。

そんな方にオススメなのは、やることを細分化することです。

「ページを作る」ことは大変に感じますが、「ヘッダー(タイトルとかが書かれている場所)を作る」ことは頑張ればできそうに感じませんか?

「ヘッダーを作る」でも難しければ「ヘッダーの中に文字を表示する」というように、細分化して考えることで、進めやすくなります。

この細分化して考えるということは、エンジニア転職してからも特に大切なので、意識しましょう。

難しいことや解決できそうにないことは細分化して考える!
全て理解している必要なし!Progateやネットで調べながら進める!

④職務経歴書等の書類を整えて、IT企業に応募する

ここまでの技術を身につければ、実際にIT企業に応募しましょう。

私の経験上、社会人で働きながらの目安としては大体3ヶ月〜半年程でしょうか。

心配な方はもっと時間をかけてもいいですが、モチベーションが続かなかったり、自分がITに転職するために何が必要か理解するためにも、ダメもとで応募することがいいと思います。

その際に、自身の職務経歴をただまとめるのではなく私がやったことは以下の通りです。

・ITに関係がある職務経歴書にする
自分が働く姿が企業から見てイメージできるように書く
例.「自己PR」→「プログラミング経歴」に変更
 「PCスキル」に変更
・エンジニアとし働いてどうなりたいか?を伝える(未来の理想像)

まず、応募企業を徹底的にリサーチし、職務経歴書を毎回作りました。

応募企業の事業として、LINEミニアプリの制作をしていると書いてあれば、関係がありそうな、公式LINEの運用実績や担当業務を細かく書き、自分が働く姿がイメージできる職務経歴書にしました。

また、絶対に志望動機は聞かれる質問なので「エンジニアとして働いてどうなりたいか?」「なぜ、応募企業じゃなければダメなのか?」と答えられるようにしましょう。

応募してみると、人事担当者とやりとりする中で「今のレベルでも内定できそうだ」とか「資格があった方がいい」など感じられます。

私自身が未経験でも2社から内定をいただけた理由は、プログラミングの技術が優れていたのではなく、自身のやりたい事が明確で、求人企業のやりたいこととたまたまマッチしただけだと思います。

ですが、その企業に出会うために諦めずに行動し続けたことが転職につながったと確信しています。

IT企業に関係がある自身の経歴を整え「働いてどうなりたいか?」熱意を伝える職務経歴書を作る。
自分のことを知らない第三者が読んでも理解できるよう、友人や家族に読んでもらうのもオススメ。

プログラミングの学習が難しければ、WordPressを使ったブログサイトの運営もオススメ!
(世界の4割ほどのウェブサイトはWordPressで作られているそう…)
WordPressはプログラミングほど難しくなく、SEOなどのWEBマーケティングの技術を身につけながら、コードにも慣れることができます。(私もこのブログを運営していたことで「ITに慣れている!」と認識していただけたようです)

未経験エンジニア転職で使ったサイト

次にエンジニア転職をするときに使ったサイトです。

私のオススメは「ハローワーク」です。

「ハローワークって、なんかIT企業っぽくないな〜」と思われた方もいるかもしれません。

私自身も、転職サイトや転職エージェントを使い都会のフルリモート求人に応募しまくりましたが、書類選考すら通りませんでした。

転職サイトは手軽に見れ、たくさんの人が応募するので競争率が高いです。

また、企業側も転職サイトは高額な費用が発生するため、多数の応募者から厳しい審査をします。(ハローワークは無料で企業負担がないです!)

その点、ハローワークで募集する企業は地方の中小企業が多く「いい人の応募が来たらいいな」というスタンスだと思っています。

転職サイトより、応募者が少ないので、転職しやすいというわけです。

未経験エンジニア転職に資格はいる?ポートフォリオは作った方がいい?

「未経験からエンジニア転職に資格はいる?」
→応募企業のうち、1社だけ資格があった方がいいと言われました。

私も今現在勉強中ですが、ITの国家資格である「ITパスポート」は比較的取りやすいようなので勉強しておくのもありです。

この「キタミ式」は図解中心でわからないをなくすように作られているので、勉強しやすいです。

資格があると「脱初心者」とみられ、エンジニアとして大切な「自走できる力(自分で学習できること)」があると思われやすいです。

また、転職してからも、わからない用語が少なくなるので、今となれば学んでおけばよかったと思います。

ポートフォリオは作った方がいい?
→作った方がいいと思いますが、私は作っていません。

それ以上にどこで働くか?という市場選びの方が大切だと思います。

未経験エンジニア転職がうまくいかない・できない時は

準備しても、なかなか転職がうまくいかない時もあるでしょう。

私も、フルリモートの会社を何十社も落ちているうちに、自分の存在が否定されているような気持ちになりました。

そんな時は、なぜ自分の転職がうまくいかないかを仮説で考えてみることが大切です。

私自身も、応募企業のリサーチを3日以上かけ「応募企業が欲しがる人材像」を洗い出し、自信の経験を当てはめた職務経歴書をびっしり書き、企業に応募しました。

しかし、書類選考であっさり落とされてしまいました。

自信があっただけに、さすがに落ち込みましたが、そこで「うまくいかない原因」を仮説で考えてみました。

すると、自身の履歴書に「個人事業主」の経歴が書いてあり、企業からすると「お客さんとつながって独立するのでは?」と思われたことに気づきました。

その反省をいかし、履歴書から個人事業主の経歴を削除し、聞かれたら答えるだけにしたところ、現在の内定先につながっています。

お見送りになった理由を企業側に聞いてもいいと思いますが、当たり障りないことを言われて終わる可能性が高いので(実際に私もそうでした)自身で、仮説で分析することをオススメします。

スクールを使わず未経験でエンジニア転職してから苦労したこと・働いて感じたこと

最後に実際にスクールを使わずに未経験からエンジニア転職して苦労したことや、働いて感じたことです。

苦労したこと

1.話している用語が全くわからずついていけない

2.1回教えてもらっただけで、次の課題に進むので理解しきれない

3.IT企業の文化や仕組み

1はIT用語が飛び交うので、言っていることが全くわからないことがあります。

そのため「意味がわからないので教えてください」と聞き返すときや、指示を受けた後にググったことが何度もあります。

2は給料をもらいながら働くので、丁寧に自身が理解するまで教えてくれません。

理解できなければ「自分で学んで」ということです。

私自身は要領がいい方ではないので、仕事が終わってからカフェに行き、毎日2時間ほど勉強しています。

3はIT業界の何がわからないかわからないのが嫌でした。

正直何もかもわからない状態です。

ですが、この本で学んだところ、IT業界の仕組みを体系的に学ぶことができました。

また、実際にエンジニアとして働いてみて感じることは

「場所や時間にとらわれずに、できる仕事ってやっぱり素晴らしい」

ということです。

ですが、プログラミングは1日8時間以上コードと向かい合うので、人によって向き不向きが分かれます。

必ず、プログラミングをやる目標を明確にし、Progateやドットインストールでプログラミングを学習した上で、転職に移りましょう。

完全未経験から若さなどで転職に移るのはキケンです。

こんな人はプログラミングスクールを使うのもあり

ここまで見てエンジニア転職したいけど、こんな人はプログラミングスクールを使うのもありです。

・1人でのプログラミング学習は孤独なので仲間と一緒に学びたい
・困ったときにすぐに聞ける、教えてくれる存在が欲しい
・多少費用はかかってもいいから、プログラミングを体系的に効率よく学びたい

ですが、プログラミングスクールの多くは教材がテキストで初心者にはわかりにくいです。

私は動画教材の方がわかりやすいので、個人的には価格も安価なデイトラがオススメです。

気になる方はチェックしてください。

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この記事を書いた人

飲食店で毎日15時間勤務 → Web・SNS戦略で売上改善に成功。勤務時間を2/3に短縮 → 目的を実現するWeb戦略の提案〜実行までワンストップでサポート。
好きな言葉は「大盛り」

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